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きらめくチェコのジャズ星座早見帳

今日はピアニスト加藤アオイさんのお誘いで、チェコセンター・チェコ大使館主催の岡島豊樹講演会「きらめくチェコのジャズ星座早見帳」に行ってきました。


私にとってチェコ共和国は、、、高校の世界史で、、ちょっと。。あとは冷戦のときは大変だったらしい、、とすみません、恥ずかしながら全然知りませんでした。ボヘミアという言葉もずっと東ヨーロッパのどこかぼやーっとシルクロードみたいなものかと思っていましたが、チェコの地方の名前だったんですね!!私の好きなクイーンのボヘミアン・ラプソディってチェコのことだったんだ!!なんにも知らなくてここまできてしまっていて、、ごめんなさい。講演会を聞いているうちにどんどんチェコ共和国、チェコの社会史、音楽史、チェコのジャズシーンに興味を持ちました!いつか行ってみたいです!

そもそもどうしてチェコでジャズ?ジャズといえばアメリカなんじゃないのか、と私も思っていましたが、おそらくそれはジャズという言葉を作ってジャンル分けしただけで、アメリカで1920年代にブルースを元にジャズが発生したのとほぼ同時にチェコでも民謡(特にモラヴィア地方)を基盤にジャズのような音楽が流行っていたそうです。
スタンダードジャズも入ってきて演奏されていたようですが、特に1960年代以降、チェコ独自のジャズは世界の社会情勢の影響が音や曲の構成によく表れているように感じました。

また、チェコの前大統領はジャズが好きだったらしく多いときで年間約80回もコンサートを主催していたそうです。それもありチェコではジャズは国民的によく聴かれている音楽なのだそうです。


講演をしてくださった岡島豊樹さんは中欧・東欧・ロシアのジャズを研究されているそうで、配布資料も参考音源もとても分かりやすく、興味を引くものでした!
チェコ・ジャズをリードしてきた歴代のミュージシャンをそれぞれ星にたとえているチャートは、すばらしいです!



・Cold War 星雲(グレーゾーン星雲):冷戦にも負けずにジャズをした人たち。抑圧された中でもゆるい抵抗感覚を持ちながら活動した。言論は規制されやすかったみたいで文筆業者にとっては苦しい時代だったが、音楽家はニヒリズムでうまくかわしながら活動を続けた。

・1968流星群:一方、ガマンできなくなった若手ミュージシャンは外国(アメリカ)へ。
イジー(ジョージ)ムラーツ、ヤン・ハマー、ミロスラフ・ヴィトウシュなど。



ヤン・ハマーの「木イチゴの実」という曲を教えてもらいました。彼らがチェコを出てアメリカに行く直前のレコーディングだったそうなんですが、祖国への未練と新しい国での希望みたいなのが表現されている気がする!!しませんかーー??!!どうして「木イチゴの実(maliny maliny)」というタイトルなんだろう....。ちょっとチャイコフスキーの四季の6月「舟歌」に似てるよね。








それからSHQという人形劇で楽団をやっていたバンドの「キツネザル」という曲もおもしろかったです。原題がわからず調べられなかったのがくやしい!たしか7拍子の曲。


・錬金術座(イジー・スチヴィーン):SHQでサックスを吹いていたイジー・スチヴィーンは錬金術師と呼ばれた。バロックや古楽も勉強していて、フリースタイルもハイセンスだなあと思った。サックスだけでなくリコーダーやフルートもつかっていろんな音をためしている感じ。怖いけどおもしろいなと思った。



・ジャズロック座:バンド「エネルギト」。スーパーかっこいい!!すっきりしたドラムの人好きだなー!!







・モラヴィア座:モラヴィア地方の民謡はジャズと同じように独自の多様なリズムがある。調性も多様で、短調で始まったかと思えば長調で終わったりする。
今日初めて出会ったチェコのジャズですが、個人的にこのモラヴィア調の曲が好きなのかもしれないと思いました。




モラヴィア地方出身のピアニストのEmil Viklicky(エミル・ヴィクリツキー) が12月に来日するそうです。彼の演奏を探してみました↓





そういえば「モルダウ」の作曲者のスメタナもチェコ人だったのか!最後のフレーズ、モルダウのイントロだねー!!曲名も「Gone with water」だからモチーフにしたのかもしれません。しかし美しいですね。チェコ音楽ハマッタ!


講演会では現代のチェコ人ジャズミュージシャンの紹介もありました。個人的な感想としては60年代の曲を聴いたあとではインパクトは薄かったかなあ。どうしてなんでしょうか。やはり時代がそうさせたのでしょうか。現代はボーダレスだから国境も音楽もボーダレスである意味ちょっとずつ個性(地方色)は薄まっているのかなあと思いました。いや、でももしかしたら説明をいっさい聞かずに音源だけ聴いていたらまた違う印象あったかもしれません。



講演会の最後に、12月に来日するピアニストのエミル・ヴィクリツキーのチェコ大使館主催のライブは完全招待制で、今日は抽選会もありました。2組4名様!出産控えてるけど、まだ生まれてなかったら行きたいので手、挙げちゃいました。アオイさんも。





なんとなんと!!アオイさん、抽選当たったんですよ!!アオイさんの喜びようは少女のようでとてもかわいかったです。しかも、アオイさん、私に一緒に行こうって言ってくれたの!うれしー!!息子よ、エミル・ヴィクリツキー聴いてから出ておいでねー。





本日講師の岡島豊樹さんのホームページブログはこちら。





ところで、鈴木正美著の「ロシア・ジャズ 寒い国の熱い音楽」という本、誰に貸したかわからなくなりました。お心当たりのある方、返してください。着払いでいいので....。いまムショーに読み返したい!!





ちゃっかり記念撮影に入れていただきました。チェコの音楽を知れてほんとによかったです!




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コメント

はじめまして! チェコセンターのイベントに参加しておりました指田と申します。Kerel Velebny SHQのオリジナルは入手が難しいかと思いますが同じ曲を90年代半ばにBIG BANDに編曲したものがオフィシャルでダウンロードできますよ。http://www.arta.cz/index.php?p=shop_item&id=F10069&site=default イベントたのしかったですが歌ものも少し聴きたかったですね。 さしだ

さしだ様
リンクありがとうございます!さっそく聴いています。
そういえば歌ものはなかったですね。いつか聴いてみたいです。

  • こむかい
  • 2014/04/03 16:22

お返事ありがとうございました。最後に今年出たCDから1曲だけ紹介させてください。Dizzyの曲ですが本当に楽しそうです。クレジットが正確なら、テナーSoloはSHQのVelebnyです。Olmerovaはアルコールや事故で破滅的な人生だったようですが、晩年にViclickyと録音してますし、60年代を代表するJazz&Bluesシンガーだと思います。既聴でしたらスミマセン失礼いたしました! http://www.youtube.com/watch?v=pSHq4T2krt8

sashida様
お返事が遅くなり失礼いたしました。
チェコでもこんなにウキウキなビッグバンドやっていたのですね!しかも今年になってCD出たのですか!貴重な音源ですね。
Eva Olmerovaのことは存じ上げませんでしたが渋くてかっこいいですね!

  • こむかい
  • 2014/04/08 11:20
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